〜赤色系〜桃色
桃色は明るい紅の色名です。
言葉の通り、桃の花のような色で、室町時代からこの色名が使われてきました。
桃は中国から伝わり、邪気を祓う力があるとされました。
奈良時代、衛士(都を守る兵士)は桃染の衣を来ていたそうです。
古代の色名では、桃を「つき」と読んでいました。
「桃花褐(つきそめ)の浅らの衣浅らかに」:万葉集 卷一二
「春の苑 くれないにほふ桃の花 した照る道に出で立つをとめ」
〜桃の花が紅色に美しく咲き、輝いている。その色に照らされた道に立つ少女。春爛漫の色に染まる美しい情景です。
桃色に染める時に使用される紅花はとても高価な染料で、少量の染料で染めた桃色が多く、そのため色褪せしやすく、いつしか男性の心とかけて、”うつろいの恋”と呼ばれるように。優しく柔らかい、甘い色合いは女性の心を象徴する色ですね。
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